X に書ききれないことはここに

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オーディオルーム

概要

近日中に引っ越しを控えているので、オーディオに合った部屋とはどんなものかに関して調べた。

要検討項目

防音

ドア周囲をシーリング、換気口にサイレンサーをはめるなど隙間をなくすことで音漏れを減らす。 賃貸でなければさらに内窓をつけたり、壁を重くしたりするのもあり。 とはいえ吸音材は低周波には効果が弱いので、基本的に多少音漏れしても近所迷惑になりにくい物件を選ぶ。

周波数特性

普通の部屋は定在波などの影響で周波数特性が癖を持つので部屋の角に家具を置いたり、一時反射面で吸音や拡散反射させる。 また石膏ボードなど普通の軽い壁・床・天井は共振周波数が可聴域にかかるので、場合によっては補強が必要かも。 低周波成分に関してはリスニングポイントで定在波の影響が小さくなるようにスピーカー配置を調整するというのも現実解で、 そういう意味ではブックシェルフ+サブウーファーはチューニングしやすいかもしれない。

残響時間

だいたい 0.5 秒くらいの残響時間、距離にすると 約170m で減衰するようにチューニング。 家具や絨毯、カーテンなどで吸音量をコントロール。オーディオには広い部屋が好ましいというのはこのため。 単純に吸音しまくると録音スタジオのように残響時間が短くなってつまらなくなる。

拡散板

コンサートホールの建築などによくある曲面・蒲鉾形状には拡散反射の効果がある。ただし、低周波成分を拡散するためには大きくなり過ぎる。(例えば 100Hz なら蒲鉾の幅が 3.4m になる) もう少し現実的なサイズの拡散形状に QRD (Quadratic Residue Diffuser) というものがある、多少吸音するものの時間軸方向も含めて拡散反射できるので一時反射面に配置すれば効果がみられる・・・かもしれない。

QRD の理論: https://www.subwoofer-builder.com/qrd.htm